モーション・シンセサイザーでは、さまざまなニーズに対応して、さまざまな投球動作を作り出すことができますが、
ここでは、モーション・シンセサイザーで作り出した投球動作を2例ほど紹介します。
モーション・シンセサイザーのアウトラインを知りたいときは、下記の「詳細な説明」ボタンをクリックしてください。
ここでは、大学生18名のデータをまるまる使って、教科書的な動作パターンを求めていきたいと思います。
大学野球選手においてパフォーマンスを下げないという条件下で、
肩関節に病変のできやすい投球動作パターンと
肩関節に病変のできにくい投球動作パターン
を求めていきます。
上図でいうと、
パフォーマンスのスライドバーを固定した状態で、
障害のスライドバーをMAXにしたり、MINにしたりしていきます。
ニーズ設定後、モーション・シンセサイザーで新しい動作を生成します。
左上は最も病変ができやすくなる動作パターン、
右上は最も病変ができにくくなる動作パターンです。
下記の動画ボタンをクリックして、動画を見てください。
横からの視点
上からの視点
後ろからの視点
今度は、データベースの中から、ある社会人野球選手1名のデータを取り出し、
「この選手にとってよりよい動作」
というオーダーメイドなシミュレーションをしてみたいと思います。
ある社会人野球選手Aさんが、上図のような注文をたくさんしてきたとします。
「このとき、あなたはどのような投球動作を指導しますか?」
といわれたら、みなさんきっと困るでしょう。
このシステムでは、次のように応えていきます。
まずは、ニーズを設定していきます。
球速と球の伸びをMAXに近づけていきます。
コントロールや障害については、
「今より下がらないように」
という制約条件をつけていきます。
ニーズ設定後、モーション・シンセサイザーで新しい動作を生成します。
各フェーズの静止画を載せていきます。
軸足股関節-体幹の姿勢に着目してください。
(特にアーリーコッキングフェーズが重要です)
左はこの選手のオリジナルの投球動作です。コントロールと考えてください。
右はニーズを満たす動作で、コンピュータ上で作り出した投球動作です。
下記の動画ボタンをクリックして、動画を見てください。
後ろからの視点
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